東芝には「発明」と呼べるレベルの高い技術力もありますし、半導体、材料、メカ、ソフトウェア、そして販売網、すべてのエレメンツが揃っています。ですので、全てを自前でやってしまいがちです。しかし、それではスケールさせることが難しい。スケールさせるには、技術を外に開放して、外で繰り返し使ってもらえるようなコンポーネントを出していくことが重要だと考えています。
東芝には、長い歴史で培ったノウハウや高度な技術力があります。その一方で、技術を社会実装する力や、顧客を集める力、プレゼンテーション力、方向性を柔軟に迅速に変えていくアジャイルな活動が、東芝には欠けています。
これから必要なのは、旧来のように顧客に言われた通りにするのではなく、様々なパートナー企業と色んなアイデアを出し合うことで、新たな価値が生み出していくことです。今回の「Toshiba OPEN INNOVATION PROGRAM 2020」では、多様なパートナー企業と手を取り合いながら、社会にインパクトを残すイノベーションを創出していきたいと思います。
共創で実現したいこと
以下の4つのテーマに基づいた共創を目指します。
【1】ローカル5Gの活用で製造業・社会インフラに新たな価値創出を目指す
東芝の通信可能エリア拡張ソリューションと、5G活用で価値向上するサービス・技術を組み合わせたソリューションを創造。東芝グループ内及び製造業・社会インフラ等の顧客基盤に新たな価値創出を目指す。
<価値創出を目指すテーマ例>
① スマートファクトリー ② プラント(上下水道、発電所 etc) ③ 高速道路、物流、鉄道、空港 ④ ビルファシリティー ⑤ 放送・防災
<求める企業>
◎製造業・インフラ向けサービス……ローカル5Gを活用した、新たなビジネス検証をしたい企業
◎データ管理ソリューション……膨大な現場データを活用したソリューションに強みを持つ企業
◎ネットワーク技術……超低遅延化、仮想化、ネットワークスライシング等に強みをもつ企業
【2】さまざまなモノやサービスをオープンにつなぎ新たなユーザー体験を迅速に共創する
さまざまなモノやサービスを自由につなぐオープンな「ifLink」で、ユーザーファーストの便利なIoTサービスを簡単に作る。業界や企業の垣根を超えた「ifLinkオープンコミュニティ」で、新たなユーザー体験や拡がるビジネス創出を共に目指す。
<価値創出を目指すテーマ例>
① 家電の連携動作 ② 防犯の自動通知 ③ マルチ言語自動案内 ④ 水漏れ検知
<求める企業>
◎エッジデバイス……家電・モビリティ・エンタメ・製造機器等にIoTデバイスを提供する企業
◎センサー……現場のセンサー検知を行うユニークなIoT技術をもつ企業
◎Webサービス……IoTを掛け合わせ拡がるビジネスを加速させたいWebサービス企業
【3】ビックデータのリアルタイム分析で新たな価値創出を目指す
大量・高頻度のビッグデータ収集とリアルタイム分析を得意とする東芝のデータベースと、パートナーのビジネスソリューションを組み合わせ、ビッグデータに新たな付加価値を目指す。また、リアルタイム分析が価値となるビジネスソリューションの創出を目指す。
<価値創出を目指すテーマ例>
① 株取引の自動化 ② 広告配信の最適化 ③ 災害対策 ④ 現場作業の自動化
<求める企業>
◎IoTデバイス……大量・高頻度のデータを生成するIoTデバイスを持つ企業
◎ビックデータを活用するサービス……人や移動体の動きに合わせた分析や、株・為替の取引など、ビックデータのリアルタイム活用を必要とするサービスを展開する企業
【4】リアルタイムの画像認識で新たな価値創出を目指す
リアルタイムの動画データを活用したビジネスソューションの創出を目指す。自動車の先進安全機能で高評価をいただいている東芝の画像認識技術を多くの社会課題解決に利用を促進。東芝のデバイス技術と、アプリケーション・カメラ/動画を組み合わせ、画像データに新たな価値を加える。
<価値創出を目指すテーマ例>
① 現場の安全性向上 ② 防犯・災害対策 ③農作業の自動化 ④工場の生産性向上
<求める企業>
◎AIソリューション……認識データのAI分析や、ビジネス化に強みを持つ企業
◎システムインテグレーター……あらゆる業界の課題解決を目指し、システム化に強みを持つ企業
◎動画ソリューション……カメラ等と組