一般産業機械分野（工作機械業界、半導体業界）などで貢献してきた精密鋳造の技術を活かし、ウェルネス（健康・介護・福祉・美容）、領域における新製品の共創開発に取り組みたい。

株式会社キャステムは、1970年に製菓会社の製菓機械保全部門から、ロストワックス精密鋳造の試作技術を基に独立・設立された精密金属部品メーカーです。

以来、ロストワックス精密鋳造や金属粉末射出成形（MIM）をはじめとする高精度な部品製造を手がけており、医療、航空宇宙、ロボットなど幅広い分野に製品を提供しています。

さらに、3Dプリンターを活用した自社商品の企画から試作品製造、産業用CTによる検査・測定サービスにも対応し、デジタル技術を活かしたものづくりを推進しています。

他にもイチゴやトマト栽培、紙ヒコーキ事業など自社技術とマインドを軸にした新規事業にも積極的に取り組んでいます。

「世の中にあるものはキャステムなら作れる」という絶大な信頼感を寄せられており、

大阪大学とも手術器具や補助器具の共同開発に7年ほど取り組んできております。

この知見を活用し「心と体の健康を支え、人々の生活にポジティブな変化」を与えることをテーマとして、医療業界に隣接するヘルスケア、美容、介護、福祉領域での新製品開発を目指し、自社内での事業アイディア立案などに取り組んできております。

しかしながら、製造技術を強みとして事業を展開してきていることから

技術起点のアイディアに偏っており、医療業界以外のニーズ・課題を起点とした

製品開発を行うノウハウが不足していることに課題を感じております。

これまでも新規事業は多く手掛けており、大学との共同開発にも取り組んでいますが

新たな領域での製品開発を目指しパートナー企業様との共創を積極的に進めていきたいと考えております。

（1）ウェルネス領域における新製品開発

弊社の強みである精密金属部品の製造のノウハウを活かし、医療や介護、美容や防災といったウェルネス領域の製品開発に取り組みたいと考えています。

＜具体的な共創イメージ＞

・健康・安全・快適な暮らしを支える商品開発

・防災・非常時にも役立つウェルネス製品の開発

・入院患者向けの医療製品開発

・リハビリテーション向けの介護製品開発

・美容院向けの製品開発

（2）地域における廃材を活用したアップサイクル製品開発

京都の亀岡市役所と放置竹林の有効活用事業に着手しており、竹間伐材の粉末を樹脂と混合させ、3Dプリントで製品とするパッケージ化に取り組んでいます。こちらの事例を元に、他地域で同様の課題解決に取り組みたいと考えています。

＜具体的な共創イメージ＞

・各地域で社会課題となっている放置竹林/竹間伐材の特性を活用した製品づくり

上記はイメージの一例ですので、さまざまな業界の企業様とお会いし

ディスカッションを重ね共創イメージを膨らませていきたいと思っております。

ビジネス領域

• 食品生産
• 医療機器
• 発電所・電力・ガス
• 非鉄金属
• 鉄鋼
• 繊維
• 建設・工作機械
• プラントエンジニアリング・総合重機
• 半導体
• センサ