遮熱／光･電磁波の透過･遮断／自己修復／防藻など、機能性の高い塗料、フィルム、塗装レス樹脂等による新製品開発や既存品改良

【会社概要】

創業１１７年、自動車用塗料を始め金属表面処理剤、シール材等の副資材などを手掛ける総合化成品商社です。

通常の商社と異なり、塗料という半製品を販売し、お客様の現場で製品に仕上げる点が弊社の強みです。

【事業の特徴】

多種多様な材料知識や現場のノウハウを以て課題を探索し、求める機能を出せるよう仕上げていきます。

また新しい機能や新色を共創で開発したた実績もあります。

総合的化成品の取扱により、多くのメーカー技術者との交流もあります。

【本取組の背景】

自動車塗料以外の新たな事業領域への進出を検討しています。

自動車塗料で培った技術・ノウハウを活かし、センシング関連分野などの他業種に対して加飾材料や塗装が不要な材着材料の活用提案を進めたいと考えています。

【環境】

一般的なスプレーによる塗装では塗料の約70%が無駄になっています。

そこで塗装の要らない塗装レス材料（樹脂）を活用することにより、環境負荷低減が期待できると同時に、塗装コストも半減できます。

【意匠性】

塗装レス材料は、塗膜と比較しても光･赤外線･電磁波の特定領域のみを透過させる特性を持つため、センサの機能を損なわずに製品の意匠性を実現できます。

また、その特性により光源や見る角度によって色見が変わる性質を持たせることも可能です。

【性能･効率化】

IoTの発展により様々な用途や環境でセンサが使われるケースが増えています。

しかし、センサ性能向上に伴い、センサカバーが問題となるケースが目立つようになりました。

そこで、特定用途や特殊環境で使用されるセンシング装置のカバーとして開発し、センサの性能向上･効率化向上を実現します。

※例として、ロボット、AGV、ドローン、農業ロボットなどの製品において、環境･用途による傷･汚れ･水滴等の課題を解決し、市場規模拡大が見込めるセンサ市場への展開を狙います。

①【機能付与・性能向上】

センサのカバーが性能や効率低下の原因となっているケースに対し、センサメーカー様とその課題対策で共創し、新製品開発や既存製品の性能向上などにチャレンジしたい。

⓶【塗装レス材料】

現在、塗装やフィルムにより意匠が施されている箇所へ塗装レス材料の適用

③【新しい意匠】

加飾材着（塗装レス材料）ならではの新しい意匠（３Dプリンタ品への意匠など）"

ビジネス領域

• 認識処理技術
• センシング
• 塗料

【既存】

塗料・化成品に関しての開発品は、メーカー様・ユーザー様・弊社での共同開発契約により共創を実施した実績があります。

【現状】

新規事業室を2020年に設置し、今は各スタートアップ企業様や各大学研究様との共創の模索をしている段階です。