人体装着型RFID技術で、さまざまな「危険・異常の検知」や「人流・物流を可視化」し、安全な社会の実現に貢献したい

監視員が配置され、万全な安全対策が講じられているはずのスイミングスクールで、なぜ重大事故が発生してしまうのか―。その背景には、施設運営の人員不足や人的監視の死角、そして「発見の難しさ」という課題があり、既に「人的監視の限界」と言われています。

私たちが開発した『Meel』は人体装着型RFIDタグ（小型無線センサー）を用いて人体の水没状態を検知する日本初の常時監視システム。これまでの人による監視に加えセンサーによる監視によってスイミングスクールの高度安全管理を可能にします。プールの場合、対水着という特性からプライバシーの配慮が必要ですが、Meelはセンサー式なので顔や身体を一切撮影することなく監視が可能。導入の心理的ハードルも低く、何よりも検知スピードが速い事が特徴です。

私たち一企業だけでなく様々な事業者との連携によって、電子安全監視が「当たり前のインフラ」となる世の中を目指しています。そして、この技術を起点に、更なる社会課題の解決に進んでまいります。

以下のような場面において、より安全な環境の構築や管理手法の確立が可能だと想定しており、そうした実証フィールドを持つ事業者とともに共創を推進することによって、見えない危険を抑止することができると考えます。

• 人や物体の存在確認を行い、放置や取り残しによる危険を回避する

• スイミング目的のプール以外の水場にも拡張し、より広く溺水事故検知を実現する

• 特定の空間内（店舗や施設、スタジアム等）を行き交うヒトやモノの流れを可視化する

プールでの溺水事故を検知する当社の人体装着型RFIDタグ技術をもとに、さらに「人やモノの状態把握」を容易にし、さまざまな課題解決を目指しています。水場・陸上を問わず、「人の生命の危険予知」から「人流・物流の可視化」といった幅広い用途まで展開できる可能性を有する技術です。

より安心・安全な社会の実現に向け、「水場での事故防止の範囲をより広げる」、また水場のみでなく日常空間での適用として「幼児や高齢者の存在確認」や「人流・物流の把握や解析による生産性向上」などを想定しています。いずれもそうした環境を有する事業者と連携し、それぞれの実証フィールドでの技術検証を進め、社会実装を実現したいです。

【テーマ01】溺水検知技術の応用で、人の目に依存せずデジタルに「人や物体の存在確認」を可能にする共創アイディアの募集

保育園・幼稚園・介護施設・老人ホーム等において、送迎バス内や特定の部屋の中への取り残しなどが起きてしまうと即座に人命に関わる事態になります。幼児や高齢者はそうした危険が顕著ですが、それ以外にも「いつもいるはずの人の危険回避（存在確認）」が望まれる環境はまだあるのではないかと思います。顕在・潜在問わず、隠れた危険を回避したいというニーズやアイディアがありましたらともに解決に挑みましょう。

【テーマ02】　スイミングスクールやフィットネスクラブ以外の水場においても、「異常検知（溺水事故防止）」を実現する共創パートナーの募集

弊社の「Meel」は、現在スイミングスクールやフィットネスクラブでの導入が進んでいますが、人が水辺に集まるのはこれに限らず、ビーチ沖の海上遊具施設や、ホテル等のプールなど、様々な水場においても同様に安全管理が不可欠なことは言うまでもありません。水辺をより楽しく、安全な環境にするため、海水浴場やプールなどを管理する事業者との連携を進めたいと考えています。

【テーマ03】様々な産業のスペースや店舗内における「人の流れやモノの流れの把握・解析」を実現すべく、そうした環境・空間を有する事業者との新たなソリューションの共創

ヒトやモノの流れはテクノロジーの進展によって把握しやすくなってきていますが、小売店等での購買客の人流・導線のトレースや、観光施設・スタジアム等での導線解析などの余地があると考えています。非常に小さなRFIDタグを用いて、特定の施設や空間の中での動きや流れを見える化できれば、より安全で快適な環境を実現できるでしょう。顧客や利用者の体験価値向上や、混雑・滞留などの不具合解消など、保有する環境・空間での実証が可能な事業者との連帯を図りたいと考えています。

ビジネス領域

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