- 更新:2024年10月14日
三重県桑名市の伝統産業『鋳物づくり現場』の魅力を、人と技術の力で未来へアップデート!TOKOWAKA-MIEオープンイノベーション2024にてパートナー企業募集中!
城田鋳工株式会社

- 鉄鋼
- 製造
- 働き方改革
- 共同研究
- リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
- 既存プロダクト改善(生産プロセス・製品性能・システム)
- プロジェクト・イベント型(期間限定)での協業
- 中小企業
プロジェクトメンバー
責任者
プランのアップグレードで企業責任者情報を確認いただけます
プラン詳細はこちら
自社特徴
鋳物の街・三重県桑名市で創業78年目を迎える鋳造メーカー。
建築部材やマンホールの生産量日本最大級の鋳物業者が集う三重県桑名市において、同社はそれらの大量生産製品に頼らず、多品種小ロットの製品に拘り事業拡大。特に、製造現場の設備等に内製されている電機用鋳物に関しての製造は桑名市内では同社が独占製造。
東芝グループをはじめとした大手メーカーとの直接取引に拘り、電車の動力部品や、医療用手術支援ロボット、自動車製造ロボットなど平均200kgサイズの鋳物素材を年間2000種類製造。
鋳造シミュレーションを活用し、試作、開発品の垂直立ち上げを得意とし、独自の生産管理システムによって超短納期対応を実現し、お客様から高い評価を得ている。
公的研究機関や大学との連携によって、鋳造業界においては高難度と言われる、薄肉鋳物鋳造を得意とし、溶解材料の完全計量システムの導入によって、安定した品質を確保している。
提供リソース
【フィールド】
・年間2000種類の鋳物製品を製造する本社工場
・素材の設計開発から量産・出荷までの一貫生産
・1000kgまでの大型モーターサイズに対応した金枠造型が可能
【ノウハウ】
・鋳造プロセスを最適化させるシミュレーション(CAE)
・製品の中空部を形成する砂型を自社製造することで生産のリードタイムを短縮
・製品の完成図から、鋳物素材図面の制作が可能
・ロボットや鉄道車両部品など多様な形状の製造が可能
【ネットワーク】
・地場産業の共通課題を解決するワーキンググループ(桑名市と市内業者4社参画)
・日本の鋳造業を牽引するグローバルコンソーシアムに参加(日本を代表する20社に選出)
解決したい課題
<伝統産業だからこそ属人化されている製造現場のアップデート>
①資材・工具管理の見える化
鋳物製造に使用する資材、木型、作業工具が属人管理になっており、空間圧迫と作業効率に余剰がある状態になっている。特に客先資産である木型(模型)は常に1000個程度の管理保管が必要であり、鋳造業界全体の課題である。
②働き易い職場づくり
堆積粉塵や1500度の熱源による輻射熱によって作業者への負担が大きい作業環境。コミュニケーションが必要な作業工程においても、日常会話や作業指示が届きづらい環境を改善したい。大規模設備投資等による解決ではなく、社員に対して持続可能な働き方・作業空間へのアップデートを実現したい。
共創で実現したいこと
<伝統産業だからこそ属人化されている製造現場のアップデート>
①歴史ある鋳物工場の魅力向上
5600年の歴史と伝統のある鋳物づくりの現場を、仕組み化・標準化されたスマートな工場へとアップデートすることによって、人にしかできない業務に注力し持続的産業に。
働いている人たちが、技術を十分に身につけ発揮できる現場でありつつ、デジタル化の技術で業界の未来にも対応していくことができる工場づくり、職場環境づくり。
②おばあちゃんでも働ける鋳物工場
鋳造作業での暑さや粉塵、機械装置から出る音を低減するための素材の開発。
高齢者やハンディキャップ(障がい)を抱えた方でも働くことのできる作業内容の開発。
求めている条件
<暗黙知を見える化でアップデート>
個人の経験・スキルに基づく知識やノウハウをデータ化し、マニュアル化を進める画像・映像解析技術など
<属人化を標準化でアップデート>
作業ノウハウを共有し、手順やルールを統一するデータクラウド活用ソリューションなど
<デジタルスキルの教育でアップデート>
伝統産業の従事者でもデジタルツールを使いこなし、コミュニケーションを効率化できるような、ITツール・デジタル技術の基礎教育ツールなど
<オープンファクトリー・まちづくり・地域活性化をキーワードにアップデート>
工場・伝統産業と地域をつなぎ、製造工程や産業に対する魅力を伝えるオープンファクトリーなどのアイデア。または、伝統産業への理解を深めることで、将来的な雇用創出や文化発信に繋がるソリューションなど
こんな企業と出会いたい
ビジネス領域
- ソフトウェア・システム開発
- 認識処理技術
- センシング
- 安全技術
- グリーン・サステイナブルケミストリー
- 最適化・理論AI
- モーションモニター
- 環境モニタリング
- IoTデバイス
- 働き方改革
オープンイノベーション実績
・鋳造メーカーと鋳物砂メーカー3社による鋳造用保温製品(空気断熱押湯スリーブ)の共同開発で特許を取得。
・大手電機メーカーとの次世代型発電機の共同開発。
・公設研究機関との鋳造技術発展のための共同研究。
・愛知大学、三重県桑名市、産官学連携によるメディアアートプロジェクトへ参加。
企業情報
- 企業名
- 城田鋳工株式会社
- 事業内容
- 産業用モーターフレームや電車用モーターフレーム、医療用、産業用ロボットパーツを製造する鋳造専門メーカーです。鋳造シミュレーションを活用し、試作・開発品の垂直立ち上げを得意としています。
- 所在地
- 三重県桑名市芳ヶ崎1513番地
- 設立年
- 1947年
プランのアップグレードで企業情報をご確認頂けます
プラン詳細はこちら