- 更新:2025年09月18日
沖縄で永らく愛される塩「シママース」をつくる工程で生じる「処理水」「にがり」「石膏」に新たな活用先を見出す、循環型製塩モデルの共創。
株式会社青い海
- 食品生産
- 漁業・水産
- 大手企業
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自社特徴
私たちは沖縄ではじめての塩メーカーで、沖縄で最も永く愛されている塩「シママース」を中心に、塩・砂糖・スパイスなどを製造・販売しています。
沖縄では豊かな海から⽣み出される塩を「マース」と呼び、大切に受け継いできましたが本土復帰に伴う塩専売法の規制により、伝統的な塩づくりが禁⽌されました。
この状況を憂い、消えかけた製塩業を復活させるために1973年に有志が立ち上げた「沖縄の青い海とマースを守る会」が母体となり株式会社青い海を設立、以来沖縄の伝統的な「マース」を守りながら、食卓においしさを届けてまいりました。
近年では、主力の製塩だけでなく観光事業として複合観光施設「Gala(ガラ)青い海」の運営を行うなど、事業規模も拡大しております。
創業から50年が経過した現在を第2創業期として捉え、「沖縄のために」という原点に立ち返り、環境・地域社会そして沖縄からの価値発信をより意識した事業を展開していきたいと考えております。
提供リソース
●「シママース」をはじめとした沖縄の塩やスパイス
・沖縄の塩:シママース、シママースやきしお、青い海、青い海やきしお など
・スパイス:シマうまスパイス、沖縄の海水塩スパイス、粗びき塩胡椒 など
●塩製造工程で出るにがり、石膏
・海水から塩を結晶として取り出した後に残るにがり(副産物)
└300kg/時間
・海水を濃縮させる工程で生じる石膏(不純物)
└60トン/年
●地域ネットワーク
・沖縄県内企業や自治体、関係団体とのネットワーク
●販売チャネル
・大手食品メーカーをはじめとした既存取引先チャネル
●自社運営の観光施設
・複合観光施設「Gala(ガラ)青い海」
●遊休地
・自社が保有する小規模遊休地(100坪程度)
●沖縄におけるブランド知名度
●沖縄における事業展開ノウハウ
解決したい課題
【テーマ01】製塩工程で出る廃棄物(にがり・石膏)を新たな価値に転換
海水からの製塩過程では、毎日大量のにがり・石膏が生じます。
現在は環境に影響のない状態に処理し、海に戻していますが処理コストの負担が重く、製塩業界共通の課題として捉えています。
【テーマ02】製塩工程で出る水の活用先探索
大量の海水を引き込み製塩を行いますが、塩分を抽出した後の水は海に戻しています。
この水に新たな活用先を見いだせると、引き込む海水を無駄なく利用できるため活用先を探索したいと考えております。
【テーマ03】自社が保有する遊休地の活用先探索
自社工場をコンパクト化したことで、遊休地が生まれています。
私たちのみでは活用するための手段を見いだしづらく、課題と感じています。
共創で実現したいこと
沖縄の環境・地域社会、価値発信に通ずる新規事業の共創。
【テーマ01】製塩工程で生じる廃棄物を循環できるビジネスの創出
●共創イメージ例
・廃棄されるにがりを有機農家向けの肥料として農業分野に転用
・にがりに含まれるミネラルを活用した食品、化粧品などの開発
・廃棄される石膏を石膏ボードとして商品化
【テーマ02】海水を活用した農業・水産業向け共創事業
●共創イメージ例
・農業分野における作物育成機能水としての提供
・養殖環境改善(水質安定 など)のための機能水として提供
【テーマ03】遊休地を活用した新たなビジネス創出
●共創イメージ
・陸上養殖施設の運営
・体験型野菜農園の運営
上記はイメージの一例ですので、ディスカッションを重ねながら新たな事業アイディアを生み出していきたいと考えております。
求めている条件
・食品加工メーカー
・化粧品メーカー
・肥料メーカー
・セメントメーカー
・産業資材メーカー
・石膏を扱うメーカー
・大学、研究機関
その他、弊社の事業にご興味をお持ちいただける企業様とはさまざまな可能性を探索していけたらと思っております。
企業情報
- 企業名
- 株式会社青い海
- 事業内容
- 食塩、混合香辛料、砂糖の食料品製造、販売
- 所在地
- 〒901-0306 沖縄県糸満市西崎町4-5-4
- 設立年
- 1974年
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