- 更新:2025年09月01日
ウェルビーイング社会の実現に向けた、粘着技術を用いたカラダに優しいヘルスケアデバイス・グッズの開発【渋沢MIXオープンイノベーションプログラム Canvas】
リンテック株式会社

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自社特徴
当社は、”あらゆるものをくっつけて、無限の可能性を生み出す”粘着素材のリーディングカンパニーです。
ガムテープの製造・販売から始めた事業も創業まもなく100年を迎えます。
スーパーで見かける食品用ラベルから、半導体製造に欠かせない特殊粘着テープまで身近なものから最先端の分野まで、私たちは“粘着技術”を通じて人々の暮らしを支え続けています。
さらに当社は、ラベルやテープの力を最大限に引き出す専用装置も自社で開発。素材と装置の“両輪”で、粘着の可能性を広げています。
また、カラー封筒用紙や機能紙、剥離紙・工程紙などの分野でも独自技術を展開。
日常から最先端まで、あなたの「気づかないけどなくてはならない」を、リンテックが支えています。
提供リソース
・身体に直接貼付できる生体安全性の高い粘着技術
・全国の工場拠点および作業員で働く従業員の協力体制
・大学機関との共同研究開発の実績や人的ネットワーク
・粘着だけでなく、表面コーティングによる耐油・耐水加工技術
・看板や標識など、遠くからでも視認しやすい表面コーティング技術
解決したい課題
【テーマ①】
転倒時のふらつき、角度検知デバイス開発
加速度センサー等を用いてカラダの状態を検知して、転倒の予兆を検知するようなデバイスの開発。既存のウェアラブルデバイスはサイズが大きかったり、重たかったりするために、着用の習慣化にハードルがありました。気軽にかつ安全にカラダに直接貼れるようなデバイスを開発することで、より快適に転倒防止を実現できると考えています。当社が持つ粘着技術を用いて、肌に優しい粘着素材、回路面保護テープの技術を提供しますので、フレキシブルセンサー等に強いパートナー様との共創を想定しています。
【テーマ②】
貼るだけで、カラダの状態を把握できるデバイス開発
カラダの状態を把握する方法としては、体重計やスマートウォッチ、スマートリングと手段は増えてきていますが、どれも装着感としては「何かをつけている感」は否めません。何かを身に着けている感じはさせず、習慣的に手足の筋肉量、骨密度、肌年齢などカラダの状態を把握できる仕組みを作ることで、日々の筋トレなどセルフケアに繋げられるようなデバイスを検討しています。
【テーマ③】
見えやすくて汚れにくい、安全ゾーニングのプロダクト・サービス開発
「貼るだけ」で視認性に優れた動線誘導や注意喚起を実現するゾーニング用プロダクト・サービスを開発します。滑りにくく剥がしやすい床用テープに耐水・耐油・耐汚性能を備え、工場や保育施設、商業施設など多様な現場で安全性と視認性を両立。転倒リスクやゾーニングが必要な環境に対し、関連するプロダクトやサービスを提供するパートナーと共に開発を目指します
■詳細・応募はこちら:チケット消費なしhttps://shibusawamix-canvas.eiicon.net/theme/prefecture/lintec
※ページ右上「応募する」ボタン:
プログラムへの応募はこちらからも無料で可能です。(チケット消費なし)
※ページ右上「メッセージを送る」ボタン:
プログラムについて個別の提案・相談がある際は、ご連絡ください。(チケット消費あり)
すべての企業様と個別面談に対応できない場合がありますこと、ご了承くださいませ。
共創で実現したいこと
当社は粘着・剥離・コーティングを核とした技術を有し、生体安全性粘着剤やロールtoロール加工などの実績があります。
例えば、半導体ウェハの切断・回路面保護など製造工程にテープが活用されており、35年以上の販売実績があります。
これらの技術に新たな付加価値を加え、高齢化社会におけるケガの未然防止や、カラダの状態把握による健康増進のきっかけ作りといった社会課題の解決に貢献したいと考えています。
特に、自身の家族の転倒経験を契機に、「転倒する前に守る」ウェアラブルデバイスに関するアイデアを持っており、パートナー企業との共創によって早期実用化を目指します。
求めている条件
・身体の傾きなどを検知できる加速度センサー・ジャイロセンサー技術
・テープに貼付できるようなフレキシブル回路基板の開発ノウハウ
・筋肉量や骨密度、脈拍、血圧などの身体状態・体組成を測定できる技術
・人が過ごす空間による環境づくりや生活用品の開発ノウハウ
・商業施設や工場などのゾーニングのプロダクト・サービス開発ノウハウ
オープンイノベーション実績
2020年:東京大学と多孔質マイクロニードルの共同研究
2022年:チップレット集積プラットフォーム・コンソーシアムに参画
2023年:半導体の偽造防止技術確立に向けた国家プロジェクト(NEDO)に参画
2023年:国立研究開発法人産業技術総合研究所とEUV露光機用ペリクルで共同研究