• 更新:2025年09月22日

《10/27(月) 締切》 未利用の「杉」を活かした自然由来の資材開発で目指す、美しい地域景観の実現。【AOMORI OPEN INNOVATION PROGRAM2025「Blue Ocean」】

十武建設株式会社

十武建設株式会社
  • 土木・特殊土木
  • 建設設計
  • 課題解決No.11「住み続けられるまちづくりを」
  • 事業提携
  • 中小企業
  • 3カ月以内の提携希望
杉の樹皮(バーグ)を活用し開発した、特許取得済みのソフト舗装「SUGI ROAD」は自然景観に馴染むユニークな舗装。公園の遊歩道など歩く人へのインパクトを軽減できます。また雑草などの繁茂、進行を抑制し景観を長く美しく維持することができます。
環境にダメージを与える人工的な添加物は一切加えられていません。
杉の樹皮(バーグ)をメインに材料は自然素材だけ。杉の木を製材、加工する時にでる樹皮(バーク)と酸化マグネシュウム(海水から抽出)がメイン素材です。
景勝地の遊歩道や公園など多彩な場所での施工実績を積み重ね好評を得ています。吹付施工もできますので、斜面や坂道、遊歩道の階段、起伏の多い公園などの複雑な地形にも柔軟に対応できます。
公園など広範囲な敷地への施工は雑草の抑制や表土の流失を防ぐ効果があります。また、施工面が薄くなっても上からの追加施工で補修できます。

プロジェクトメンバー

責任者

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自社特徴

創業77年にわたり土木工事を中心とする事業を実施してきました。自然環境を破壊するのではなく、市民が快適な生活を送ることができ、かつ自然と共生し、地域が持続可能になるような土木工事の実践を心がけています。お客様・地域・自然、そして従業員に対しても「誠実性」を持った事業展開を進めています。


土木工事は外部環境由来で発注量が変化し、また価格競争に陥りやすいため、安定した会社経営のため、新規の収益源確保に取り組んできました。試行錯誤のうえ、約17年前に近隣の製材所等から廃棄されていた杉の皮を使用したソフト舗装材「SUGI ROAD」を開発しました。ウッドチップ舗装のような人が歩く遊歩道等に施工できる舗装材であり、弾力があって膝・腰に負担がかからないこと、雑草抑制効果を有しているため草刈り作業を解消できること、自然由来の素材のみを使用しており樹脂の劣化を引き起こさないこと等の特長があります。

提供リソース

  • 自然由来の素材を活用した土木資材の開発ノウハウ

  • 特許取得(製造方法、吹き付け施工)済の舗装材「SUGIROAD」

  • 新設した「SUGIROAD」の生産設備(袋詰め300袋(15kL)/日)

  • 「SUGIROAD」施工技術の指導実績

  • 累積1万m2を超えるSUGIROADの施工実績

  • 杉ヤニの調達・提供

解決したい課題

① 自然由来舗装材「SUGIROAD」の剥離防止技術の開発
「SUGIROAD」に使用している接着剤等はすべて天然由来であり、また意匠性の観点から比較的細かい粒度まで粉砕しています。そのため、表面に強い衝撃が発生したり、大雨が降ったりした際に一部表面から杉の皮が剝離してしまいます。表面からの剥離を抑制できるような新規の自然由来の接着剤の開発や、自然由来の素材を活用した表面のコーティング技術の開発を目指します。

② 自然由来舗装材「SUGIROAD」のクラック発生防止技術の開発
「SUGIROAD」は平面のみでなく、防草効果を期待して法面で施工することもあります。日照による乾燥や降雨による水分量の増加により、僅かな伸縮・膨張を繰り返すことで、法面ではクラック(裂け目)が発生することがあります。一般的な法面工事では目地材を利用することも多いですが、天然素材に拘り、クラックが発生しないような接着成分の開発や目地材に代替する材料開発を目指します。

③ 杉ヤニの有効利用に向けた性状解明と商品開発
近隣の製材所からは杉ヤニが発生し、有効活用されていません。杉ヤニは国内でも一部精油等としての活用事例がありますが、発生量も多いため、新規の用途開発が必要です。天然由来樹脂の物性解明や効果の把握に関する知見、用途開発技術と組み合わせることで、将来的には土木資材を目指し、まずは土木用途以外も対象とする商品開発に挑戦します。

共創で実現したいこと

SUGIROADの利用が拡大することで、自然由来資材の利用推進、未利用資源の有効活用、除草作業の負担軽減につながります。意匠性も高いため、美しい景観づくりにも貢献します。公園や山間部ではなく市街地での活用を進めること、平面ではなく法面にも利用を広げていくことを目指していますが、大雨等の際には表面から一部の皮が剥がれること、法面ではクラックが発生することが課題です。

自然由来の素材を活用し、剝がれを防止できる接着剤やコーティング技術、クラック抑制のための伸縮緩和技術の開発が必要です。また、近隣製材所から排出される杉ヤニは、その物性解明、土木資材やその他目的で活用できるような用途開発を目指します。

求めている条件

  • 自然由来素材の性状解明や用途探索技術

  • 自然由来素材を活用した接着剤・コーティング材の開発技術

  • 表面剥離の防止技術

  • 伸縮膨張の緩和技術

  • 天然樹脂の用途開発に関する知見

  • 天然樹脂の固化・安定化に関する知見

こんな企業と出会いたい

ビジネス領域

  • 土木・特殊土木
  • 道路工事
  • 製造
  • 加工
  • 合成
  • ファイバー
  • グリーン・サステイナブルケミストリー
  • 課題解決No.11「住み続けられるまちづくりを」
  • 課題解決No.12「つくる責任つかう責任」
  • 塗料

オープンイノベーション実績

 

企業情報

企業名
十武建設株式会社
事業内容
時代と社会のニーズに合わせた多彩な土木建設サービス 土木建設から自社開発の「SUGIROAD」まで多様な事業展開をしています。 大型砂防ダムや河川改修、山岳道路の除雪作業まで ​様々な土木工事プロジェクトに参画しています。
所在地
青森県十和田市大字奥瀬字大堀平164-1
設立年
1948年

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選択しているビジネス領域の企業

luv waves of materials株式会社

新コスメブランドTABBTABBは、「人と地球がいつまでも美しく健やかであるために」という理念のもと、サステナビリティを重視した製品開発を行っています。環境負荷を最小限に抑え、持続可能な未来を目指した取り組みが特徴です。2. TABWD®を容器に採用TABWD®は、トヨタ車体が開発した 植物性プラスチック で、杉の間伐材を樹脂に配合した独自素材です。石油由来のプラスチックが排出するCO₂を大幅に削減できるため、環境保全に寄与します。開発プロセス森林の健康を保つために間伐された杉を回収間伐材を樹皮・幹に分けて粉砕し、樹脂と溶融混練様々な工業製品に対応可能な植物性プラスチック「TABWD®」が完成TABBヘアセラムへの応用TABBの製品容器には、トヨタ車体のTABWD®を採用。これにより、ブランドでのCO₂排出削減と環境負荷軽減を実現しています。3. 環境配慮の取り組み素材選び:TABWD®に加え、TABBヘアセラムには天然由来成分(キトサン、蜜蝋など)が使用され、肌や髪に優しい設計を実現。プロダクトライフサイクル:製品開発から廃棄まで、環境に配慮した持続可能なサイクルを重視。4. 意義とビジョン森林保全と産業利用の両立を目指し、自然の恵みを活かしながら高付加価値な製品を生み出すことで、持続可能な未来を切り開きます。単なる製品開発に留まらず、「森と社会をつなぐ」新しいエコシステムを構築し、環境意識の向上とブランド価値の向上を図ります。

  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • プロジェクト・イベント型(期間限定)での協業
  • スタートアップ
luv waves  of materials株式会社

株式会社シアン

【事業概要】私たちは恐竜大スクリーンを活用し地域に生活されている方々へコミュニティが活性化する施策をご提供しています。恐竜大スクリーンを使った遠く離れた友人たちと交流だけではなく、地域のみんなで集まって演劇を鑑賞、ダンスレッスン、スクリーンを使わない活動までお部屋まるごと使ったコンテクスト-リノベーションをお手伝いすることが可能です。【製品説明】当社の恐竜大スクリーンはレーザープロジェクションにより専用スクリーンに双方向交流コンテンツや様々な映像コンテンツを投影することが可能です。恐竜大スクリーンには専用コンピューターが内蔵されており様々なアプリケーションを使用することで設置してすぐにリアルな映像体験や交流が楽しめます。設置には工事は必要なく1時間程度で設営が可能です。また素材はRe:boardと呼ばれるエコ素材が使われております。Re-boardは樹齢80年を超えて二酸化炭素の吸収力が落ちてきた樹木のみを使用しています。 FSC認証・SDGs認証を取得した唯一無二のEco資材です。 100%紙で作られている為、使用後は100%リサイクルも可能です。

  • リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
  • 既存プロダクト改善(生産プロセス・製品性能・システム)
  • 事業提携
  • プロジェクト・イベント型(期間限定)での協業
  • 中小企業
  • スタートアップ
株式会社シアン

一般財団法人建設物価調査会

私たちは1947年の創立以来、価格調査の専門機関として、建設資材等の価格実態を把握するため、全国10都市の調査拠点に専門の調査員を配置し、継続的に調査を実施しています。(当会の強み) ● 独自のリソース ・全国に配置した専門調査員(全国10都市に200名超の調査員を確保) ・豊富な資材価格等データべース(刊行物掲載の調査結果ならびに受託調査結果) ・資材別等に整理された調査先データベース(全国に優良調査先を確保) ● ベストプラクティスの提案 ・積算における必須コンテンツを複数保有(土木工事積算基準、建設物価等)しており、当分野におけるベストプラクティスの提案ができます(デジタルブックを活用した積算に関する様々なソリューションサービスの提供 → 積算基準と土木施工の写真本の連携など)※ 中立的な価格調査専門機関として、受発注者双方(官民とも)、土木・建築などの垣根なく、様々な顧客と信頼関係を構築しています※ 関連会社の建設物価サービス(当会商品の販売、講習会等運営、建設情報総合サイト 「建設MiL」の運営)との連携も強みです

  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
  • 事業提携
  • 中小企業
  • 3カ月以内の提携希望
  • 6カ月以内の提携希望
  • 教育研究機関
一般財団法人建設物価調査会