- 更新:2025年11月20日
製造現場の加工データのデジタル化で新たな価値を創出し、ものづくり日本を再興する仕組みの構築
株式会社コーエー・テック(TOPPA事業)

- 自動車部品・カー用品
- 製造
- 加工
- 事業提携
- 中小企業
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自社特徴
弊社は、自動車部品をはじめとする精密加工部品の製造を中心に事業を展開しているメーカーです。高い技術力と品質管理体制を強みとし、切削・研削・転造など多様な加工に対応することで、顧客の幅広いニーズに応えてきました。特に小ロットから量産まで柔軟に対応できる生産体制と、長年培ったノウハウを基盤とした安定した品質供給が特徴です。
将来的には品質保証や予知保全、さらには環境対応や新技術開発へと発展させ、既存顧客との共創を通じて新たな価値を創出していきます。ものづくり大国日本の復活に寄与することを使命とし、社会に貢献できる企業を目指しています。
提供リソース
200種以上のボルト検査サンプルの一部提供および、該当製品の品質チェックシートサンプルの提供
実証フィールドとして、自社製造ラインの一部の提供
自動車向け特殊ボルト等の加工技術、品質管理体制のノウハウ・データ
自社保有の生産設備・品質検査装置・生産管理システム
解決したい課題
自動車部品の特殊ボルトを多品種製造する上で、製品ごとに適切な品質チェック体制を敷き記録・管理を行っていますが、今後デジタル化を推進しなければならない下記のような課題があります。これは当社に限らず、全国の製造現場共通の課題だと言えます。
〇 油環境・騒音環境にある現場特性により、これまでPCやタブレットの導入が難しく紙媒体へ記録することでアナログなデータ管理が標準となっており、さらに膨大な記録用紙の保管を伴うこと。
〇 検査部位・公差・チェック方法等はほぼ全ての製品で異なり、また切削や転造などの各工程の特性に応じて、工具の交換・機械の停止回数や時間・暖機運転なども記録を行うなど、管理すべきデータ項目が多岐にわたること。
〇 万が一不具合が生じた際には10年以上前の加工品でも遡って該当ロットの加工機・加工者・日時を特定し、納入先に対してタイムリーな報告を行う必要があること。
〇 アナログデータでは最適な加工環境の分析ができず、加工条件やオペレーションの改善が熟練者の経験に依存しがちで、高齢化や技術伝承の課題を引き起こし安定的な製造の障害となりうること。
共創で実現したいこと
①ものづくりの「土臭い」物理的な工程に寄り添ったデジタル化による、製造現場革新の支援
今日の製造現場では、ロボットの導入や画像検査装置など自動化・省力化が進展していますが、少~中量生産の加工現場ではスタンドアロンで加工を行う部分がまだ多くあります。それらを全て自動ライン化する考え方もありますが、段取り替えや複数の検査装置の開発・設置を要するなど小回りが効くとは言い難い側面があります。そして、そのような規模・環境で「土臭く」日々加工を行っている製造事業者が日本のものづくりを支えているという現実があります。
日本全国で人がNC等を制御し加工後の品質チェックを行う、そうした現行の工程を大きく変えずにデジタル化を実現する手法開発や実証に関して、具体的に推進する共創パートナーを募集します。
②油・騒音環境でも影響を受けづらく、入力しやすい品質チェックデータ管理の仕組み構築
NC・転造機等を用いた部品製造の現場は、油環境・騒音環境にあります。加工者が所定の品質チェックを実施する際には、そうした環境面への配慮や手袋をつけたままで作業ができるよう紙媒体への記録にならざるを得ず、アナログな品質チェックデータが生成されるという課題があります。
多品種少量生産においてはデータ項目も多岐にわたり、外径や内径等の公差範囲・ピッチ、ゲージ等での検査による規格チェックや、検査時刻、工具交換、異音や停止有無など細かな記録が必要で、単純に標準化することが困難ながらデジタル化へのシフトが求められています。こうした現状を変革する、創造的かつ現場の導入負荷が少ないデジタル化の仕組み構築のアイディアを募集します。
③工具の命数を可視化し、適切な加工条件のシミュレーションを可能にするデジタル化の推進
部品加工における工具の命数は、加工時の工数・コストに直結し、自社の利益創出に関わるのに加えて顧客への見積要件にも含まれます。加工した記録の多くがアナログな現状においては、それらを集計して適切な加工条件を見出すことも難しく、熟練加工者による経験や感覚に頼ることとなり技術承継や新人の早期戦力化の点でも課題です。加工データのデジタル化を行い、AI時代に備え、ビッグデータを保有することによって最適条件の分析や加工の高度化を実現する共創パートナーを募集します。
求めている条件
・製造業特有の油・騒音環境下でのデジタル技術導入に関する知見・ノウハウ
・ヒューマンインターフェース技術等、ものづくり現場のデータ入力に関する技術・知見
・現行のアナログなデータ管理を高度化するデジタルナッジ技術
・パラメータの多い加工データを横断して解析する技術
・AI等を用いた製造現場の高度化に関する知見
こんな企業と出会いたい
ビジネス領域
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オープンイノベーション実績
企業情報
- 企業名
- 株式会社コーエー・テック(TOPPA事業)
- 事業内容
- 弊社は、昭和45年の創業以来、ユニオンボルトやプラグボルトをはじめとした、高度な技術が求められる特殊ボルトづくりを通して、主に、大手自動車メーカー、工作機械メーカー等の幅広いモノづくりに貢献してまいりました。 県内でも有数の規模を誇る設備を備え「切削・研磨・転造」を一括で行っているため、仕上がりまで各工程での緻密な製造管理を行えることで、高精度かつ低コストな量産体制を実現しています。単なるボルトを超えた機能を持つものとして、製品づくりを支えてきたことはもちろん、機能向上やコストダウンといった価値もあわせて提供させていただけたことが、ご評価いただけているものと自負しております。
- 所在地
- 愛知県瀬戸市坊金町125
- 設立年
- 1970年
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