• 公開:2024年02月14日
  • 更新:2024年02月21日

AUBA活用事例インタビュー:平均を大きく上回るメッセージ返信率・面談率を達成!! 共創に必要なメッセージ作成法や面談の際の心構えまで詳細に語ってくださいました!/東洋レヂン株式会社様

東洋レヂン株式会社

東洋レヂン株式会社
  • 医療機器
  • 合成
  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
  • 事業提携
  • 新市場の模索
  • 中小企業

AUBA活用事例インタビュー:平均を大きく上回るメッセージ返信率・面談率を達成!! 共創に必要なメッセージ作成法や面談の際の心構えまで詳細に語ってくださいました!/東洋レヂン株式会社様

東洋レヂン株式会社の共創プロフィール | 日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム (eiicon.net)

※初回面談実績:19社、共創進行中:5社

こんにちは! AUBAカスタマーサクセスチームの大塚です。

本日は静岡県で昭和42年から医療領域でモノづくりを営まれている東洋レヂン株式会社様をご紹介したいと思います!

今回公開の前半パートでは…

どのようなお考えで共創に取り組んでいただき、かつ平均以上の返信率・面談率で共創を進めておられるのか。

後日公開の後半パートでは

具体的にどのような企業様とのお取組みがどのように進んでいるのか

お話をお伺いさせていただいております!

どちらのパートもAUBA活用の参考にしていただける、貴重な内容になっているかと思います。

◎これからAUBAを活用しようと考えておられる企業様

◎返信率・面談率に課題感を持たれている企業様

は、ぜひ参考にしていただければと思います。

ー今回お話を伺うのは、東洋レヂン株式会社 取締役部長 井出康太様です。本日はどうぞよろしくお願いいたします!


早速ですが、まずは事業内容を教えてください。

弊社は、大きく分けて2つの柱があります。一つは、医療機器・医療部品のプラスチック成形及び着色・混錬。

もう一つは医療機器で、自社ブランド「SOMANIKS」を立ち上げ、患者様の痛みの軽減に取り組んでいます。

※東洋レヂン株式会社 井出様

ー自社ブランドをお持ちなことは珍しいと感じますが、「SOMANIKS」を立ち上げられたのはどのようなことがきっかけだったのでしょうか?

元々社長が鍼灸の針を作っている会社に勤めていたことがきっかけです。

今では驚かれることですが、50年前鍼灸の針は使ったものを消毒して他の方に再度利用するのが一般的でした。これを衛生的に考えてどうにかしたいという思いから世界で初めて「使い捨ての針」を作ったのが今の社長なんです。

ー世界初なんですね!他にも特徴があるんですか?

鍼灸は針を使うので、怖い・痛そう・金属アレルギーの方には処置できない…

など様々な現場の声を聴く中で金属アレルギーの方でも使用が出来るプラスチック製で、皮膚に刺さらなくても同じだけの効果が出るものを作ったということが特徴ですかね。

また社長は業界がら「SOMANIKS」を広げるためにはエビデンスが必要であることを理解していたので、開発を実証実験や効果の論文を大学との共同研究で進めました。

ーなるほど!社長様の考え方が既にオープンイノベーションを体現されていますね!


貴社は現在、AUBAを活用して3Dプリンターのプラットフォーム構築を目標に共創パートナーを探しておられますが…なぜ3Dプリンターに着目をされたんでしょうか?

「SOMANIKS」の立ち上げの経緯からも分かるように、社長が新しもの好きなんです(笑)

今、時代は大量生産・大量消費から、「個々のニーズを満たすものづくり」に移り変わってきていると考えています。そうした中、個々のニーズを形にするものとして3Dプリンターに大きな可能性を感じていて…。

更に3Dプリンターはモデリング技術を学んでもらえれば、どんな属性の方々…

例えば副業をしたい方、働ける時間が決まっている方、身体的な障害をお持ちの方などどんな方でもモノづくりに参加できる。

そんな社会を実現したいと考え、3Dプリンターに着目し

プラスチックで培った混錬技術を応用して、3Dプリンター用のフィラメントを

開発しました。

ーそのようなビジョンがあったのですね!そこからどうしてオープンイノベーションに取り組もうと思ったのでしょうか?きっかけや、背景をお聞かせください。

現状、日本国内においては海外産の3Dプリンターフィラメント(※)が主流の中で、国産でかつCNFという環境配慮型の3Dプリンターフィラメントを開発したものの、開発直後に新型コロナウィルスが流行り、展示会が減り、人との繋がりの機会が減っていく中でどうやってこのフィラメントを周知していくのか、市場を作っていくのか課題感が見えてきたことがオープンイノベーションに取り組もうと考えたきっかけです。

ただ単純にフィラメントを提供するよりも共同研究、共同開発を行うことによって自社自身で可能性を探る必要性もあるなと考えたことも大きかったです。

(※)3Dプリンターの材料

ー最初からオープンイノベーションという手段をご存じだったのでしょうか?

言葉くらいは知っていましたが、やはりAUBA活用を検討する以前は「社内で技術をどう隠すか」に真剣でオープンイノベーションに取り組むという考えはありませんでした。

ーなるほど!

元々静岡大学さんや富士市さんと共同でフィラメントを開発したという経緯があったので、フィラメントを広げていく方法にもこの「オープンイノベーション・共創」を取り入れることで様々な広がりが可能になるのではないかと感じて実行しました。

実は自社のみでフィラメント開発を行っていた時期もあったのですが。

4、5年やってもうまくいかなかったんです。そこで富士市さんに相談し、ご紹介いただいた静岡大学の先生の知見で加速的にフィラメント開発が進んだんです。

このこともオープンイノベーション、共創の可能性を感じたきっかけになりました。

ーありがとうございます!ではここからはAUBA活用について具体的にお伺いできればと思います。

ーAUBAを活用してみてイメージと違った点はありましたか?また実際にパートナー企業様とは会えていますか?

結果として、想像していたよりも良かったです(笑)

自社で繋がりの無かった領域の企業様や、これまで会おうと思っても出会えなかった企業様と出会うことが出来ています。

また私たちのやりたいことを理解してくれているAUBAから希望に沿った企業様の推薦をしていただけるので、これも非常に助かりました!


ーとても嬉しいお声です!ありがとうございます!!他にも良かった点はありますか?

AUBAに登録されている企業様は基本としてオープンイノベーション、共創をしたい方が集まっておられれるので、メッセージから面談を通して、お互いが前向きで、「何かやりましょう」というスタンスを感じられる点が非常に良いと感じます。

ー実際にメッセージを送って面談を行う中で、難しかった事などはありましたか?

AUBA活用を始めたばかりの頃は、オープンイノベーション、共創に向けた面談は初めてだったので、どういった流れで面談していいのか分かりませんでした。

ただやっていくうちに、お互いが「何をやりたいのか」をすり合わせることの大切さや、「面談」自体に慣れるということの大切さが分かりました。

そしていまは相手企業様がオープンイノベーション、共創の取り組みに慣れているかどうかも大事だと感じています。実際に私も最初の頃はオープンイノベーション、共創に取り組み慣れている相手企業様に引っ張っていってもらっていました。

自分が慣れてきてからは、相手企業様の「慣れ」に応じて、自分から「自社、相手が何をしたいのか」、「お互いのビジョンの共有」を自然と出来るようになりました。

ーなるほど、今は引っ張っていく側にもなれているんですね!


貴社はAUBAの平均値以上の返信率、面談率で共創を進めておられますが、意識していることやコツなどあれば教えてください!

一番大切なことは社長に近い位置にいて、AUBA活用を開始する前から決済のフローが整理できていたことですかね…。オープンイノベーション、共創を進めるにあたって最終意思決定者との距離感はとても大事だと思います。

次に意識しているのは、メッセージを送る際に自社が「先方の求めていることにこんな点で答えられそう」という視点を入れること、つまり相手の求めていることをしっかり意識することですかね。

自分がやりたいことだけを訴えても相手は会いたいと思ってくれないと思いますし。

ー普段様々な企業様を支援させていただいておりますが…共創、オープンイノベーションを推進する上で非常に大事な視点なのですが意外と皆さん見落としがちな視点ですよね。


「自分がやりたいことのみを伝えない」という視点はもとからお持ちだったんでしょうか?

そうですね…マーケティングやマネジメントの書籍をたくさん読んでの結果かもしれません。相手の意見に傾聴することは意識しています。お互いにビジネスではありますが、人と人とのことなので。

初回面談の中では、お互いにビジョンに向かって進めていける方(企業)なのかを見極め、優先順位をつけて進めています。

なかなか上手くいかないと感じている方は、何が原因で進まないのか振り返ることが大事だと思います。

例えば自分の話ばかりしていないか、メッセージの内容は相手からみて魅力的か…など。うまくいかない時は、必ず自分に何かしらの原因があるので。

ー貴重な視点のお話をありがとうございます!他にもはAUBA活用において難しいと感じた点はありましたか?

面談以外で難しいと感じた点はPRページを作成するところでした。

自社の実現したいこと、求めていることをしっかりと言語化する際にはとても時間がかかりましたね。

ただAUBAさんとディスカッションを重ねる中で自社のやりたいことを言語化、ブラッシュアップしていき今のPRページを作ることができました。PRページ作成において、このAUBAさんの「第三者視点」が非常に役に立ちました。

また直近の難しさとしては、オープンイノベーション、共創が進捗しているからこその難しさがあります。

パートナー企業様と出会って、PoCまで進めていくと、次に重要なのはマネタイズ。

この点は今後AUBAで実践をされている他の企業様の事例などを吸収していきたいと考えています。

ーありがとうございます。AUBAは今後ユーザー会を企画しており、既にオープンイノベーション・共創を推進している企業様との交流会やメンタリングの機会も企画しておりますのでぜひお声がけさせてください!もちろん井出さんにもご登壇いただきたいです!

※東洋レヂン株式会社様には、2023年12月に行われた第一回AUBAユーザー会にご登壇いただき、AUBA活用の心構えや、なぜオープンイノベーション・共創に取り組まれているのかをお話いただきました。

ーそれでは最後にAUBA活用を始められたばかりの方や企業様にお伝えしたいことはありますか?

AUBA活用にあたっては、とにかく積極的に取り組む姿勢が一番大事だと思っています!

毎月しっかりチケットを使うことはもちろん、AUBAは初回面談までは比較的進みやすいので、「自社が何をやりたいか」が見えていないと単純に会うだけで終わってしまう…。

自社理解や自社の成し遂げたい未来を整理することで、メッセージを送る際に、お互いがどんなところを目指せるのか、など仮の座組も見えてくると思います。

「自社が何をやりたいか」をブラさないこと、ひいては「自社理解を深める」ことが、オープンイノベーション、共創のはじめの一歩になると思っています!

…なんだか偉そうにすいません!(笑)

ーそんな!(笑)これまで積極的にお取組みいただいているからこそお話いただける貴重なご意見だと思います!先ずはAUBA活用について貴重なお話をありがとうございました!


後半は東洋レヂン様のお取組みについて具体的にお伺できればと思っております!

引き続き、よろしくお願いいたします!

※今回ご紹介した企業様に興味をお持ち頂いた際はぜひ以下よりコンタクトください※

▼【東洋レヂン株式会社 様】

https://auba.eiicon.net/projects/35188

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AUBA活用についてお困りの方は是非オンラインコンサルタントにご相談ください!

現在、サブスクリプションプランに含まれる個別面談を初回無料で受けることができます。

例えば、

・改めてAUBAの基本的な使い方を教えて欲しい

・どのようにメッセージしたら返信が返ってくるのか

・希望に合う企業を紹介してほしい

など、ご相談をお受けすることが可能です。

この機会にぜひご活用ください。

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■個別面談の詳細

面談方法: オンライン

※無料で登録不要のオンライン会議ツールを使用します。

面談可能日時: 平日 11:00~18:00

所要時間:30分程度

お申し込み方法:以下URLより、ご希望のお時間をご選択くださいませ。

https://eiiconcs.youcanbook.me

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選択しているビジネス領域の企業

フジデノロ株式会社

フジデノロ株式会社は、精密プラスチック加工技術を基盤に、エンターテインメント・医療・ヘルスケア分野まで幅広い事業展開を行う、愛知県本社のものづくり企業です。 1970年に富士プラスチック株式会社として創業し、国産旅客機「YS-11」のウィンドウガラス代替のプラスチック加工を担うなど、高度な受託加工技術で発展してきました。2008年には自社製品開発を志向し、フジデノロ株式会社へ社名変更。現在は受託型部品製造に加え、自社ブランドによる製品展開にも注力しています。 受託加工分野では、半導体・電機電子・医療機器・航空機などに使用される精密部品や、商業施設の装飾パーツなどを提供。顧客ニーズに応じた柔軟な対応力と、タイムリーかつ高品質な製品供給体制を強みとしています。 また、医療・ヘルスケア領域では、患者ごとの身体にフィットするフルカスタマイズの治療補助具の設計・製造技術を確立。医療現場のニーズに寄り添ったものづくりを進めています。超高感度磁気センサ「iMus」を応用したMRI用磁性体検知器(MAGGUARDシリーズ)を開発・製造・販売しています。現在は、医療機関・研究機関・民間企業との連携による製品開発や、エンターテインメント領域との異業種共創を通じて、新たな価値を生む「共創型ものづくり」にも積極的に取り組んでいます。

  • プロダクト(製品)共同開発
  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • 事業提携
  • 新市場の模索
  • 中小企業
フジデノロ株式会社

丸富製紙株式会社

丸富製紙株式会社は、1955年設立、静岡県富士市に本社・工場を構え、家庭紙(トイレットペーパー・ティシュペーパーなど)の製造販売を主な事業としています。特にトイレットペーパーにおいては全国でも上位の生産量を誇り、国内初の二枚重ねトイレットペーパーや、芯なしで通常の5倍(250m)の長さをもつトイレットペーパーなど、50以上の自社ブランド商品を、環境やお客様のニーズに寄り添いながら開発を進めております。2019年には「MARUTOMI PAPER LAB」を設置し、新素材や新技術の研究を開始。自社のトイレットペーパーの製造過程で生じる損紙を原料とする、環境に優しい植物由来の新素材となるCNF(セルロースナノファイバー)「FUJI-MF」を開発しました。「FUJI-MF」は開発当初はスラリー状でしたが、直近ではパウダータイプの開発にも注力しております。高強度、軽量化というCNFの持つ魅力に加えて、低コスト化を実現したパウダー製法の開発により、環境にも配慮しつつ、高品質な製品を世に送り出せるきっかけになると期待しています。今後はこの自社開発のCNFを活用した製品に注力し、パートナー企業様とともに新たな事業として創り上げていきたいと考えております。

  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
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丸富製紙株式会社

キョーラク株式会社

【現況と特色】当社、キョーラク株式会社は1917年(大正6年)、京洛土地株式会社の名のもとに、不動産の開発を目的として京都の地に誕生しました。1947年(昭和22年)、プラスチック業界に進出し、以来60余年にわたる経験と実績を積み重ね、プラスチックのパイオニアとしての基盤を弛みない努力によって築いてきました。その間、社名も京洛興業(株)から「キョーラク株式会社」へと改称し、近年には海外進出にも積極的に取り組むなど、若々しい溌剌とした企業として、たくましく躍進を続けています。当社はプラスチックの総合企業として「商事部門」と「製造部門」からなり、商事部門では国内有力メーカー数十社の代理店としてスぺシャリティあふれる活動を行い、製造部門では当社独自の特許による最新技術と、優れた生産設備によって各方面から高い評価と信頼を受けている製品を供給しています。【事業展望】当社のモットーは、あらゆるものに対する「スぺシャリティの追求」であり、絶えずより良きものを目指す「ベターへの挑戦」です。マヨネーズ容器で築き上げた多層成形技術による食品容器、医療用ブローソフトバッグ、二重壁中空成形(ブロー成形)技術による自動車部品、工業部品、住宅資材、ハウジングなど、長年にわたり蓄積された成形技術は、まさにその信念の表れです。これらのアイデア、ノウハウを生かして新製品の開発に積極的に取り組み、人に優しく、自然環境に配慮した商品を生み出し、あらゆる分野、用途に幅広く貢献することが当社の使命であると考えています。

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