• 更新:2025年10月16日
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環境負荷の少ない高機能素材「CNFパウダー」を使って、プラスチックのように日常に溶け込む新素材・新製品を開発しませんか

丸富製紙株式会社

丸富製紙株式会社
  • 紙・パルプ
  • 製造
  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
  • 中小企業
  • 大手企業
トイレットペーパーのリサイクルで生まれた環境素材とともに、新製品開発を目指しましょう!

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自社特徴

丸富製紙株式会社は、1955年設立、静岡県富士市に本社・工場を構え、家庭紙(トイレットペーパー・ティシュペーパーなど)の製造販売を主な事業としています。

特にトイレットペーパーにおいては全国でも上位の生産量を誇り、国内初の二枚重ねトイレットペーパーや、芯なしで通常の5倍(250m)の長さをもつトイレットペーパーなど、50以上の自社ブランド商品を、環境やお客様のニーズに寄り添いながら開発を進めております。

2019年には「MARUTOMI PAPER LAB」を設置し、新素材や新技術の研究を開始。自社のトイレットペーパーの製造過程で生じる損紙を原料とする、環境に優しい植物由来の新素材となるCNF(セルロースナノファイバー)「FUJI-MF」を開発しました。

「FUJI-MF」は開発当初はスラリー状でしたが、直近ではパウダータイプの開発にも注力しております。高強度、軽量化というCNFの持つ魅力に加えて、低コスト化を実現したパウダー製法の開発により、環境にも配慮しつつ、高品質な製品を世に送り出せるきっかけになると期待しています。

今後はこの自社開発のCNFを活用した製品に注力し、パートナー企業様とともに新たな事業として創り上げていきたいと考えております。

提供リソース

⚫︎自社開発のCNF(セルロースナノファイバー)「FUJI-MF」
・トイレットペーパーの製造工程で生じる損紙を原料とした、植物由来の新素材
∟スラリータイプ:水分散、濃度2%
∟パウダータイプ:石油由来の製品等(PP等の樹脂への複合)に幅広く利用可能
・一般的なCNFより繊維サイズが大きく、強度補強に特徴あり
・ユーザーのニーズに合わせた繊維調整が可能

<活用例>
芯なしトイレットペーパーの中心部にFUJI-MFを使用することで芯強度を20%アップ

⚫︎トイレットペーパーをはじめとした家庭紙の製造技術

⚫︎静岡県内の自社工場・設備(14拠点)

解決したい課題

2020年に「FUJI-MFを芯なしトイレットペーパーの中心部に利用し強度を高める技術」の特許を出願し、以降、「FUJI-MF」を自社商品に配合することでの活用・商品化を進めてまいりました。

また、スラリー状の「FUJI-MF」の利活用を多くの大学や企業と模索する中でパウダータイプの開発に行きつき、高強度・軽量化というCNFの特徴に加えて、大幅なコストカットの実現に至りました。

しかしながらその機能性に対してCNFの認知度は高い状況ではなく、世の中で十分に活用できているとは言えない状況です。

あらゆる業界でのCNFの積極的な活用を探索していくには、各業界の企業様と共同での研究・開発が必要と考えおり、今後は、パートナー企業様と協力しながら、新たな応用の可能性を共に探求し、実用化に向けた取り組みを推進してまいります。

共創で実現したいこと

「”FUJI-MF”を活用した、新素材・新製品の開発」

私たちのCNFは業界を問わず、あらゆる分野で活用できるものと考えています。
「環境負荷低減」「部材の強度補強」「既存材料の代替」などをキーワードに、
多くの製品をパートナー企業様と世に送り出すことで、CNFの社会実装を目指していきます。

<共創イメージ例>

●「FUJI-MF」を配合することでの「環境負荷軽減 × 高強度」製品の開発
→工場建設の際に使用するコンクリートの開発

●「FUJI-MF」を既存材料の代替することでによる環境負荷軽減
→既存プラスチック製品へのCNFの配合による、プラスチックの使用量削減

●「FUJI-MF」を配合することでの既存商品の「高付加価値化」
→化粧品類にCNFを配合することによる保水性強化

●モビリティ部材の共同開発
→自動車、自転車、ライトモビリティなどの製造に使用される部材の共同開発

上記に限らず、各業界の企業様がお持ちの知見と弊社知見・リソースを掛け合わせた
新たな”FUJI-MF”の活用方法を探索していければと思っております。

求めている条件

以下のような業界・領域の製造・素材メーカー様とは、とくに親和性が高いと考えております。

建築土木、電子機器、モビリティ、化学、繊維、食品、医薬品、介護用品、顔料、化粧品、家電、スポーツ用品など

上記に限らず、SDGs促進、環境負荷軽減をテーマに共創の可能性を感じていただける企業様ともぜひお会いできたらと考えております。

こんな企業と出会いたい

ビジネス領域

  • 医療機器
  • 土木・特殊土木
  • 製造
  • 加工
  • ナノテクノロジー
  • ファイバー
  • グリーン・サステイナブルケミストリー
  • 環境問題
  • 課題解決No.13「気候変動に具体的な対策を」
  • 地球温暖化対策

企業情報

企業名
丸富製紙株式会社
事業内容
トイレットペーパー、タオルペーパーの製造および販売
所在地
静岡県富士市比奈678
設立年
1955年

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日本製紙株式会社 研究開発本部

「木とともに未来を拓く総合バイオマス企業」当社は1949年の創業から長年にわたって木を育み、紙を造り、暮らしや文化を支える製品を幅広く提供してきました。2021年5月には「2030ビジョン」として「木とともに未来を拓く総合バイオマス企業」として循環型社会の構築を目指す姿を示し、木質資源をベースとしたビジネスモデル「3つの循環」を打ち出しています。再生可能な木質資源を持続可能な形で利用することは、地球環境に優しい循環型社会を構築することにつながり、この「3つの循環」を大きく強固なものとすることにより、社会・環境の持続可能性と企業の成長を共に追求するサステナビリティ経営を推進しております。これからも、未来に向けて再生可能な森林資源の価値最大化を目指し、木材の優れた特性を引き出した多彩な製品やサービスを提供し続けるべく、再生可能な木質バイオマスの高度利用技術の社会実装を現在推進しています。・国内外に保有する植林地や社有林の管理を通じて持続可能な木質資源を調達・紙づくりで培った木質バイオマス(セルロース等)の高度利用技術を保有・バイオマス素材の開発によって、木質資源を通じた炭素の循環を図る

  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • 既存プロダクト改善(生産プロセス・製品性能・システム)
  • 大手企業
  • 上場企業
日本製紙株式会社 研究開発本部