• 更新:2025年12月24日

『廃棄物をエネルギー資産に変えるWTE技術によるエネルギー資源の循環型社会と脱炭素化社会の実現』

エナウム株式会社

エナウム株式会社
  • 省エネ技術
  • 廃棄物燃料技術
  • 燃料技術
  • プロダクト(製品)共同開発
  • スタートアップ

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自社特徴

エナウム株式会社は2025年10月に設立された環境技術ベンチャー企業で、マイクロエナジー社が25年間開発してきたWTE(廃棄物エネルギー化)技術を商業化が目的です。世界最高水準の水素濃度60%(H2:CO=2:1)を実現する二段ガス化炉技術により、廃棄物を高付加価値なエネルギー源に転換します。徳島県那賀町での実証実験(2009-2015年)では、NEDO、環境省、防衛省から総額923百万円の補助金を獲得し、技術の信頼性を実証しました。分別不要で多様な廃棄物(都市ゴミ、廃プラスチック、太陽光パネル、下水汚泥等)を処理可能であり、発生させた水素+COの合成ガスによる発電とともにFT( Fischer-Tropsch process)合成により持続可能な航空燃料(SAF)を始めとする合成燃料(軽油グレード)を生成します。小型・モジュール化された設計により、地域に分散配置が可能で、カーボンニュートラルと循環型社会の実現に貢献します。

提供リソース

  • 世界最高水準の水素濃度60%を実現する二段ガス化炉技術(特許取得済)

  • 徳島県那賀町での6年間の実証運転データの実績

  • 分別不要で多様な廃棄物を処理可能な技術(廃プラ、太陽光パネル、都市ゴミ、汚泥等、震災廃棄物など)

  • 小型・モジュール化されたシステム(1t/日~100t/日)によるオンサイト展開の柔軟性

  • 静音・無臭運転により住宅地近接設置が可能

  • FT合成に最適なH2:CO比(2:1)の合成ガス生成技術

解決したい課題

当社のWTE技術は実証段階での成功を収めましたが、商業化には複数の課題があります

  1. 市場参入と信頼性確保
    合成燃料(SAF)製造に必要なISCC CORSIA認証取得のノウハウや、航空燃料供給インフラとの連携・ノウハウが不足

  2. 事業展開の加速
    地域自治体や廃棄物処理事業者への導入を促すため、具体的な事業モデルとファイナンススキームの構築

  3. 安定量産と運用効率化
    安定的量産のための協力会社との連携強化に加え、分散型システムの効率を最大化するため、AIを活用した複数拠点の遠隔監視・運用最適化システムの開発

共創で実現したいこと

当社はパートナー企業との共創を通じて、WTE技術の社会実装の加速を目指します。

入口として、自治体・廃棄物処理事業者との実証プロジェクトを推進し、リース・ファイナンス企業と協力してシステム導入支援スキームを構築。

そこで創出されたエネルギーの売り先として、石油元売り企業と連携しSAFの市場統合を目指すとともに、AI・IoT企業と協力した複数拠点の集中管理システムを開発。

これにより、地域に分散配置された小型WTEシステムが最適稼働し、「地域エネルギーの自給自足」と「廃棄物問題の同時解決」を実現する循環型地域経済モデルを確立します。

【テーマ01】『SAF製造・販売における認証取得と燃料供給インフラとの統合』

持続可能な航空燃料(SAF)の商業化には、ISCC CORSIA認証取得とサプライチェーン構築が不可欠です。航空燃料供給インフラ企業(石油元売り企業、エネルギー商社など)との連携により、脱炭素化需要に応える新規のSAF供給源及び供給量確保、環境規制(CORSIA等)対応への貢献、将来的な燃料多様化のリードを実現したいと考えています。また、認証機関や環境コンサルタント(ISCC・CORSIA認証取得支援の実績が豊富な大手認証機関など)との協力により、新規性の高いWTE由来SAF認証事例の獲得やカーボンクレジット取得を実現します。

【テーマ02】『地方自治体・廃棄物処理事業者との実証プロジェクトとビジネスモデル構築』

下水汚泥処理、太陽光パネルリサイクル、離島の廃棄物処理など、”ゴミ処理”に関する具体的な社会課題に対応する実証プロジェクトを推進したいと考えています。自治体、廃棄物処理事業者、環境コンサルタントとの協力により、WTEシステムの導入効果を実証し、処理コスト削減とともにエネルギー収益化を両立する事業モデルを確立します。また、地域循環・共生圏の構築を通じて、地域経済の活性化にも貢献します。

【テーマ03】『安定量産化に向けた協業:分散型WTEシステムの製造・運用最適化』

WTEシステムの安定的な量産化と効率最大化を実現するため、以下の2領域でパートナーシップを構築します。

製造・サプライチェーンの強化:

プラント製造企業との協業により、多拠点拡大のためのプラント量産設計・製造およびサプライチェーン管理を確立します。これにより、次世代の分散型エネルギーシステム製造技術を獲得し、脱炭素化市場へ新たな製品製造の協業をおこないます。

AI/IoTによる運用最適化:

AI/IoTシステム開発企業との共創で、複数拠点の稼働状況を把握する遠隔監視システムや予測メンテナンス機能など、運用最適化システムを共同開発します。

求めている条件

  1. SAF/ISCC/CORSIA認証取得ノウハウ、廃棄物、合成燃料、燃料供給インフラ・サプライチェーン構築、WTE-FT、環境適合性証明、カーボンクレジット

  2. 地方自治体連携ノウハウ、事業モデル構築、廃棄物処理実証フィールド

  3. プラント製造技術、AI/IoT遠隔監視、運用最適化システム

オープンイノベーション実績

エナウム社のWTE事業の技術バックボーンとなるマイクロエナジー社は経済産業省、環境省、防衛省から補助金を獲得し、徳島県那賀町でのBTL( Biomass to Liuid)実証設備(100kg/hr)による6年間の実証実験を成功裡に完了しました。また、富山大学との共同研究によりFT合成触媒の低圧化を実現し、システムの効率化を達成しつつFT合成による合成燃料(軽油グレード)の品質も石油由来の燃料よりも硫黄分が少なく、セタン価が高く寧ろ優れているとの分析結果となっています。

企業情報

企業名
エナウム株式会社
事業内容
クリーンエネルギー、電力・熱エネルギー 水素燃料 合成燃料 航空機用燃料(SAF) 船舶用燃料 自動車用燃料 建設機械用燃料 産業用燃料 合成アルコール・溶媒・有機冷媒
所在地
千葉県木更津市八幡台4丁目4番7号
設立年
2025年

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株式会社ストリートデザイン

有機物のグリーンエネルギー化プロセス及びシステム特許技術を実用・商用化展開しています。今現在は、地球温暖化効果ガス(二酸化炭素CO2)排出削減の為の脱炭素・水素社会構築に貢献できる事から、有機系廃棄物を合成ガス化しグリーン水素を製造するプラントとして提供できます。 現在の水素製造は、天然ガスからの水蒸気改質や水の電気分解から製造されている水素が主で、それらの方法で水素を作る際に化石燃料由来、二酸化炭素(CO2)を排出しているため、”グレー水素”と言われています。弊社の提供するプラントシステムでは、二酸化炭素を排出しない為、安定的に”グリーン水素”と言われる水素エネルギーを生成できる事が特徴になります。 また、投入物が、これまで焼却処分で処理処分されていたためにその処分の際に二酸化炭素を排出してしまいます。その分の二酸化炭素排出も削減できることから、地球環境に対し大きく貢献できるシステムになります。 また、水素インフラが整い安定的な水素の需要が確立されるまでは、弊社のシステムにて生成されたグリーン水素とCO2から、触媒を通してe-メタノール化(グリーン液体燃料)として工業原料やSAFへの展開が可能です。 廃棄物問題、エネルギー問題、脱炭素、気候変動対策への貢献として国内外での需要があります。

  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • 事業提携
  • 資金調達したい
  • 新市場の模索
  • 中小企業
  • スタートアップ

株式会社インテグリティエナジー

香川県高松市における「うどん県電力株式会社」(太陽光発電事業)、三重県松阪市における「三重エネウッド株式会社」(未利用間伐材活用による木質バイオマス発電事業)をはじめとした地域事業者主体の「ご当地電力」事業コンサルティングおよびオーガナイズを得意としています。また2013年12月にはかねてからの念願であった地元枚方において地域最大級メガソーラーシステムを計画通りサービスインさせることができました。平成25年度環境省主管「地域における再生可能エネルギービジネス振興方策等検討作業部会」において事業者側代表者として検討委員を務めるなど精力的に活動しています。2015年12月には木質バイオマス発電による事業会社である「バイオマスパワーテクノロジーズ株式会社」(本社:三重県松阪市、資本金3億4500万円)を創業し、代表取締役に就任。『バイオマスによる地方創生エネルギー事業~資源循環型社会の創造~Building the possibilities of Biomass Energy』を経営理念に掲げ、地域密着型のバイオマスエネルギー利活用を通じて、地域経済の健全なる発展に貢献することを目的として、2018年1月1日に商業運転を開始。バイオマスエネルギーの可能性を新たな現実解として地域社会のなかに創り上げていくことを目指しています。2019年度からは、我が国の林業の成長産業化の一助となるべく、林業イノベーション事業部を創設。2020年度には、株式会社玉木材を事業承継し、代表取締役に就任。エネルギー事業と林業事業を融合させ、地域内で富を循環させる「エネルギーの森構想」の実現を目指して、AI・IoTなどの最新テクノロジーによるバイオマス発電事業の自立化、600ha超に及ぶ広大な山林所有者としての立場から、バイオマス燃料の供給元としての森林の持続可能性確保の両立による、資源循環型経済(サーキュラーエコノミー)モデルの構築を目指しています。

  • プロダクト(製品)共同開発
  • リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
  • 事業提携
  • ジョイントベンチャー設立
  • 資金調達したい
  • ネットワーキング
  • 新市場の模索
  • 中小企業
  • 地方発ベンチャー
  • 6カ月以内の提携希望
  • スタートアップ
株式会社インテグリティエナジー

協同組合Masters HUB推進コネクト事業部

国土交通省 経済産業省 厚生労働省 農林水産省認可の協同組合です。19年目115社が加盟しております。 協同組合Mastersが提唱している「HUB企業(人財)の育成」等を国(官)と民が 相互的に助け合う精神のもとで、消費者・事業者・社会・森里山海・地域等に豊かさと幸せを提供し、環境や木育を通して推進循環しております。 脱炭素社会に向けて、地球温暖化対策やGX(グリーントランスフォーメーション)などを経済循環と環境循環促進の機会と捉え相互的に助け合う精神のもとで推進循環します。地球温暖化対策の具体的行動の1つとして、空調機の冷媒ガスを世界で認められた自然冷媒ガスに入れ替えることにより、CO2削減「Scope(スコープ)対策」(サプライチェーン排出量対策)と経費削減を国(官)と民をつなぎながら相互的に助け合う精神のもとで推進循環してまいります。(賛助 交通大手システムソリューションズ様新事業開発プロジェクト) 総合コンサルタントサービス提供を通して会員に対する日本国憲法第3章を主軸に、企業及び国民の消費購入など行動を通して生活に資する衣食住と長寿への健康予防推進及び健康増進に向けた国民の医療問題・社会問題・環境問題の改善を含む経済循環を通して国に役立つ誰もが公平に幸せを享受する事を使命により実現を図る企業を支援しております。 国際宇宙ステーション(ISS)に搭載された、水再生システム(Water Recovery System: WRS)などの技術を相互的に助け合う精神のもとで、排泄物を衛生的に、環境循環することにも推進循環してまいります。(丹波篠山市農地導入実績有)

  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • 事業提携
  • 新市場の模索
協同組合Masters