- 更新:2022年07月20日
東京工業大学・科学技術創成研究院・ゼロカーボンエネルギー研究所

- エネルギー・資源
- プロダクト(製品)共同開発
プロジェクトメンバー

自社特徴
東京工業大学科学技術創成研究院ゼロカーボンエネルギー研究所の准教授の近藤正聡(こんどうまさとし)と申します。
政府系のファンドなどを活用しながらカーボンニュートラル社会や水素社会に貢献するエネルギー工学・リサイクル工学などに関する研究をしています。
この度、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の官民による若手研究者発掘支援事業(若サポ)に採択されました。液体金属という特殊な流体を用いて海水から淡水と資源を得る研究を実施しています。水問題で困っている方に水を届けるために、企業様のお力を借りて事業化の道を真剣に模索しております。よろしくお願い致します。
提供リソース
特長的な自社リソースは次の通りです。
- 世界トップレベルの液体金属流体技術に関する知識やスキル
- 若手教員と大学院生を中心としたバイタリティーにあふれる研究グループ
- 政府系ファンドの獲得能力
解決したい課題
大学の研究室で、大学院生と一緒に液体金属流体に関する基礎研究を実施しています。『液体金属流体を用いた海水の淡水化と有価資源の回収』という研究は、世界を変える事ができる革新的な研究だと信じていますが、当研究室はこの技術を事業化する知識やスキルがありません。当研究室が研究開発を担当しますので、技術を製品化して事業化を牽引してくださる企業様を探しています。
共創で実現したいこと
『水』は人が生活をしていくうえで必要不可欠なものです。日本は水資源に恵まれている国ですが、世界には水がなくて困っている人も沢山います。SDGsの目標にも綺麗で安全な水を世界中の人で共有する事が目標の一つになっています。
私達は、これまでに積み上げてきた液体金属流体やエネルギー変換技術に関する知識や技術を活かして、海水から安全な水を生産する事業を新たに創り、世界中の人が水で困る事がない社会の実現を目指しています。海水には、豊富な金属資源が薄い濃度で含まれています。こうした資源を革新的な方法により回収する技術の開発を行い、資源のない場所にも海水を通じて資源が行き届くようになることを願っています。
海水から水と資源を回収する技術を開発し、持続的発展可能な社会の維持に貢献したいと思っています。
求めている条件
海水の淡水化や資源回収に興味をもってくださる企業様であれば歓迎します。当面の目標は、『10年以内にパイロットプラントによる実証実験の実施』という事ですが、知財戦略も含めてなるべく早い段階から一緒に事業化を検討できると良いと思っています。