- 更新:2025年04月23日
再生可能な木質バイオマスの高度利用技術の社会実装へ 製紙会社と循環型社会の構築を目指しませんか?
日本製紙株式会社 研究開発本部

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自社特徴
「木とともに未来を拓く総合バイオマス企業」
当社は1949年の創業から長年にわたって木を育み、紙を造り、暮らしや文化を支える製品を幅広く提供してきました。2021年5月には「2030ビジョン」として「木とともに未来を拓く総合バイオマス企業」として循環型社会の構築を目指す姿を示し、木質資源をベースとしたビジネスモデル「3つの循環」を打ち出しています。
再生可能な木質資源を持続可能な形で利用することは、地球環境に優しい循環型社会を構築することにつながり、この「3つの循環」を大きく強固なものとすることにより、社会・環境の持続可能性と企業の成長を共に追求するサステナビリティ経営を推進しております。
これからも、未来に向けて再生可能な森林資源の価値最大化を目指し、木材の優れた特性を引き出した多彩な製品やサービスを提供し続けるべく、再生可能な木質バイオマスの高度利用技術の社会実装を現在推進しています。
・国内外に保有する植林地や社有林の管理を通じて持続可能な木質資源を調達
・紙づくりで培った木質バイオマス(セルロース等)の高度利用技術を保有
・バイオマス素材の開発によって、木質資源を通じた炭素の循環を図る
提供リソース
セルロースを原料にした高機能素材、及び当社のバイオマス高度利用技術に基づいた技術サポートを提供可能です。
◆ CNF「セレンピア®」
└セルロースナノファイバー(CNF/木材から得られる木材繊維(パルプ)を高度にナノ化(微細化)した世界最先端のバイオマス素材)の日本製紙ブランド。
<特徴>
軽くて強い/超極細の繊維/透明性が高い/比表面積が大きい/熱による変形が小さい/ガスバリア性が高い/水中で特徴的な粘性を示す/環境にやさしいバイオマス素材
◆ 機能性パルプ「ミネルパ®」(パルプと無機物(ミネラル)の複合体)
└パルプに各種無機物の保有する機能(消臭/抗菌/難燃/X線遮蔽等)を付与することが可能です。
◆ バイオマス由来活性炭素繊維 等
上記に限らず、共創にあたり利用用途・目的に適した素材設計も並行して行っていければと考えております。
解決したい課題
CNFをはじめとしたバイオマス系高機能素材を開発していますが、これらを社会実装することで、従来の紙・パルプ産業の枠を超えた新事業を創出し、循環型社会の構築に貢献したいです。
素材自身の改良は当社内で可能ですが、素材を応用してカタチにする取り組みは当社単独では難しいです。
2030年に向けて弊社が取り組んでいる以下3つの循環の実現に向けて、バイオマス素材の可能性を存分に発掘していきたいと考えています。
・持続可能な森林資源の循環
・技術力で多種多様に利用する木質資源の循環
・積極的な製品リサイクル
共創で実現したいこと
木質由来のバイオマス素材であるセルロースナノファイバー(CNF)は、多くの機能的な特徴があり、様々な用途に適用できる素材です。
一方、新素材であるが故にこれからの用途開発が期待されている素材でもあります。
これまでにCNFが検討されていなかった分野での用途開発を進めることにより、循環型社会の構築を一歩進める取り組みができればと考えております。
例:
CNF×ゴムの高機能化
└CNFをゴム中に均一分散すると、ゴムを高機能化(粘弾性の改良、強度アップ等)できます。固形ゴムと混練でき、扱いやすいCNF/ゴムマスターバッチでゴム製品の共同開発を実現しませんか?
CNF×3Dプリンター造形
└3Dプリンター造形にCNF強化樹脂を活用することで、これまでにはないサステナブルな部品製造が可能になります。これを活かした新たなビジネス展開を共同で推進しませんか?
森林由来の機能性素材「ミネルパ」×工業製品・アウトドア用品
└ミネルパは森林由来の機能性素材であるため、これを活用することにより化石原料由来の材料を削減することが可能です。サステナブルな新たなバイオマス製品を共同開発してみませんか?
例:難燃性を活用した工業製品(自動車内装材・電池用セパレーター・建材等)
アウトドア用品(キャンプなど)
バイオマス由来活性炭素繊維×空気・水浄化事業
└活性炭素繊維は空気・水中の微量有害成分を除害することが可能です。産業用フィルターを共同開発することにより、製品のバイオマス割合を向上させませんか。
その他『当社の“紙づくり”技術』×『貴社の独自素材・技術』で、新たな製品・ビジネスを創造にご興味いただける企業様と幅広くディスカッションができればと考えております。
求めている条件
幅広い事業領域の共創パートナー企業様とお会いして、素材の可能性を探索していきたいと考えております。
現時点では以下領域において有効な活用が見込まれるのではないかと考えております。
自動車・部品、プラスチック・ゴム製品
農業・建築・土木、蓄電・発電デバイス、食料品
衛生用品、医療関係、空気・水浄化事業
※上記領域以外でも弊社ビジョン/リソースにご興味いただけ企業様は是非お話できればと考えております。
こんな企業と出会いたい
ビジネス領域
- 農業
- ヘルスケア
- ゼネコン
- 土木・特殊土木
- 自動車部品・カー用品
- 次世代自動車
- 電池
- 電子部品
- 包装資材
- 空気環境製品
企業情報
- 企業名
- 日本製紙株式会社 研究開発本部
- 事業内容
- ・紙・板紙事業:新聞、印刷用紙、段ボール原紙等の製造 ・生活関連事業:家庭紙(ティシュー等)、紙パック、化成品等の製造 ・木材・建材・土木建設関連事業
- 所在地
- 東京都千代田区神田駿河台4-6(御茶ノ水ソラシティ)
- 設立年
- 1949年
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